インフルエンザの脱水対策と水分補給

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インフルエンザ発熱時の水分補給と脱水対策: 経口補水液の活用

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高熱、下痢、脱水のときの水分補給の現状

風邪・インフルエンザで発熱したとき、感染性胃腸炎、ノロウイルス腸炎、
ロタウイルス腸炎などで下痢と脱水が生じたとき、水分補給として、
水、お茶、スポーツドリンクを摂取することが多いのが現状です。

 

しかし、脱水時、体が乾燥したときに水分のみを摂取すると、体内の塩分が
希釈され症状が悪化してしまうことがあります。

 

水分補給に適したものは?

経口補水液(oral rehydration solution: ORS)は、水分と電解質が体内に
素早く吸収されるようにナトリウムとブドウ糖の濃度が調整された飲料です。
風邪による下痢、嘔吐、発熱の脱水状態を補うのに最適です

 

経口補水液の作り方

経口補水液のレシピは簡単で自宅で作ることが可能です。沸騰させて冷ました
水1リットルに砂糖40g(大さじ4杯半)と食塩3g(小さじ3分の1)を溶かすだけで
完成です。お好みで、レモン果汁を追加して下さい。

 

経口補水液を作る時間がなくて、市販でないの?という質問を受けることが
あります。OS-1(オーエスワン)の名称で、調剤薬局の一部で取り扱っている
ところがあります。

 

経口補水液の飲み方

発熱、下痢、脱水状態になったからといって、一度に多量に経口補水液を
摂取すると嘔吐の原因になります。少しずつ、時間をかけて飲むことが
大切です。20~30mlずつ、ゆっくりと繰り返し飲みましょう。


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