肺炎球菌ワクチン予防接種の特集 岐阜市版

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肺炎球菌ワクチン予防接種について

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高齢者のインフルエンザに合併する肺炎対策: 肺炎球菌ワクチン予防接種

肺炎は日本人の死因第4位の病気で、特に高齢者が罹患しやすい呼吸器疾患です。
高齢者では加齢に伴い免疫機能の低下と気道構造の変化のため、細菌性肺炎に
かかりやすいことが知られています。

 

肺炎は、冬季にはインフルエンザに合併して発症する場合がよくあります。
インフルエンザ感染によって、細菌が気道粘膜に感染しやすくなります。
慢性呼吸器疾患(特に喫煙者)、心臓病をお持ちの方は注意しましょう。

 

小児の肺炎球菌ワクチン予防接種

子供の場合は肺炎球菌により髄膜炎や敗血症を引き起こすことがあります。
小児科外来においても、上気道炎の原因として肺炎球菌はよく認められます。
そのため、小児においても肺炎球菌ワクチン予防接種は大切です。

 

肺炎球菌ワクチンとは?

肺炎球菌には80種類以上のタイプがあり、肺炎球菌ワクチンを接種することで、
23種類の肺炎球菌に対する免疫の獲得が可能です。肺炎球菌による肺炎の
約70~80%を予防することができ、効果は約5年続きます。

 

ワクチンの種類

肺炎球菌ワクチン予防接種は、肺炎球菌によって発症する病気を予防することが
目的です。成人用ではニューモバックス、子供用ではプレベナーという2種類の
肺炎球菌ワクチンがあります。

 

肺炎球菌ワクチン予防接種を受けると良い方は?

高齢者(65歳以上)や慢性閉塞性肺疾患、糖尿病、慢性心不全・肝不全の治療を
受けている方、老人保健施設、養護老人ホームに入居されている方は、早めに
インフルエンザ予防接種と共に肺炎球菌ワクチン予防接種を受けると良いでしょう。

 

世界保健機関(WHO)では、高齢者の肺炎球菌ワクチン予防接種を勧めています。
一方、米国では高齢者の65%以上が肺炎球菌ワクチン予防接種を受けています。

 

高齢者に多い誤燕、喫煙などの危険因子が関与しているので、年間を通じて予防が
大切です。

 

高齢者肺炎球菌感染症の定期予防接種が開始されました

岐阜市の住民登録がされている65歳以上の方、および、60歳以上65歳未満で、
身体障害者手帳1級(心臓、呼吸器、腎臓の機能障害、又はHIVウイルスによる
免疫の機能障害)の認定を受けている方が対象となります。

接種料金 4,000円

※生活保護世帯の場合は無料となります。

 

ワクチン外来:電話でご予約をお願いします

高齢者のための肺炎球菌のほか、麻疹風疹、水痘、インフルエンザ、破傷風、狂犬病
A型肝炎、B型肝炎などのワクチンに対応しています。ご希望のワクチンを取り寄せますので、
予め電話でご相談下さい。

 

 

阪野クリニック 内科 いびき睡眠障害センター
岐阜県岐阜市清住町1-22


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